高崎市制90周年の教育文化事業の一環として、市民自らの手で企画・運営する、市民総参加のイベントとして誕生。また、国内外における数々の有力バンドを招聘により、本物のマーチングを体感することが出来ました。
高崎マーチングフェスティバルの歴史
1990年(第1回)~1992年(第3回)
市街地コースを演奏しながら行進するパレードを中心に、模範演技団体によるフィールドドリルを城南陸上競技場で実施しました。
1993年(第4回)
パレードゴール会場を城南野球場に移し、さらにプレイベントとして模範演技など盛大に開催しました。
1994年(第5回)
従来のパレードコースから完全に交通規制された“シンフォニーロード”に変更し、沿道の観客や演奏を行う参加者からも安全なパレードコースになりました。
1995年(第6回)
遠くイギリスから、女王陛下の軍楽隊「英国近衛軍楽隊」を招聘。バッキンガム宮殿でしか見られないあの有名なバンドを、高崎で見ることができ、同時に英国クラッシクカーパレードも行いました。
1996年(第7回)
DCI世界選手権のチャンピオンとなった「ブルー・デビルズ」を招聘に成功し、「高崎の奇跡」とも言われマーチング関係者から最大級の賛辞で絶賛されました。
1997年(第8回)
オーストリアより世界最古のマーチングバンド・「ヴィルテン」を招聘。また社団法人高崎青年会議所が、阪神淡路大震災の復興支援を協力した、「兵庫春風トランペット鼓隊」を同時に招待し、マーチングファンの注目を集めました。
開催日程も、1日開催から、土日2日間開催となり、全国でも屈指のマーチングフェスティバルへと成長しました。
1998年(第9回)
「トルコ軍楽隊」を招聘し、オスマントルコ帝国時代の、独特のマーチを楽しみ、大好評を受けました。また、この大会より主催者が単年度の“マーチングフェスティバル実行委員会から、恒常的な組織「高崎マーチングフェスティバル協会」へと発展したことで、幅広い活動を展開し数多くの市民協力のもと開催がなされました。
1999年(第10回) 記念大会
「第三海兵遠征軍楽隊」を招聘。このバンドはマーチングの本場アメリカから来た沖縄に駐留する軍楽隊で、音楽の親善使節として、太平洋地域の国々において、活躍しています。コンサートにおいては、聴かせるコンサートから、楽しみながら見せるコンサートを披露し絶賛されました。
2000年(第11回)
高崎市制100周年の記念大会として、教育・文化の普及・発展を目指しておりましたが、日曜日は雨となりパレード及び全校参加の為に企画された街角コンサートや模範演技等屋外イベントは中止となりました。
2004年(第15回)
講習会の2会場制の導入により、レベルに合わせた講習内容の展開と世界NO.1バンドのThe Cavaliersの招聘により、本物を体感することが出来ました。初のバンドクリニックを開催しました。
2005年(第16回)
英国近衛軍楽隊を招聘し、軍楽隊によるバンドクリニックも開催いたしました。
2006年(第17回)
総合警備女子儀仗隊と農大二高参加。世界的ドラムプレイヤーの石川直を迎えたコンサートは大盛況でした。
2007年(第18回)
招聘バンドに初参加のTokyo Phoenix Drum&Bugle Corpsと埼玉栄中学・高等学校マーチングバンドを招聘しパレード、フィールドドリルを盛り上げてくれました。また、コンサートへは世界的な名トランペッターのEric miyashiro氏を迎え素晴らしい演奏を披露してくれました。
2008年(第19回)
今大会は、初参加の招聘バンドが比較的多い年でした。群馬県警音楽隊を筆頭に千葉県野田市立第一中学校、千葉県船橋市立法田中学校、そして、the Yokohama Scouts Drum&Bugle Corpsの皆様を迎え毎年出演して頂ける団体の皆様と素晴らしい共演が見られました。
2010年(第20回)
20年という長きに亘り開催してきた高崎マーチングフェスティバルも今回節目の大会となり記念コンサートには、現在一番忙しいスタジオミュージシャンの中川英二郎氏を迎え、高崎の子ども達も中川氏との共演に心を躍らせていました。20回大会にふさわしい出演団体の素晴らしい演奏演技に高崎の街がマーチングで染まりました。
2014年(第25回)
四半世紀の歴史が刻まれました、記念大会には2013年DCIチャンピオンのキャロライナクラウンを招聘。世界レベルの技術は本当に素晴らしい演奏でした。
日本の文化を感じる機会も設けられ、高崎マーチングフェスティバル協会においても非常に学ぶことの多い大会でした。この絆を未来へとつなぎ、高崎におけるマーリングの更なる飛躍へとなる、印象深い大会でした。
世界的なマーチング雑誌 ドラムコーワールドに、高崎マーチングフェスティバルの記事が掲載されました。
こちらからご覧頂けます。(サイズ4.4MB)
2017年(第28回)
フロアドリルの会場を、城南球場から高崎アリーナに移して初めての開催となりました。
残念ながら雨のためにパレードは中止となってしまいましたが、新しい会場でのフロアドリルは無事に開催できました。
2019年(第30回)
30周年を記念して、マーチングOB 116名による「30周年記念バンド」を結成しました。
さらに、2月には高崎芸術劇場にて「30周年記念同窓会」、群響とのコラボ「30周年メモリアルコンサート」を開催しました。
世界的なマーチング雑誌 ドラムコーワールドに、高崎マーチングフェスティバルの記事が掲載されました。
こちらからご覧頂けます。(サイズ7.6MB)
2020年(第31回)
新型コロナウィルスの感染拡大により、残念ながら大会は中止となりました。
集まっての練習が難しい中、講習会の代わりとして動画を活用し、希望された学校の発表映像を集めたDVDを作成しました。
2021年(第32回)
コロナ禍の中でしたが、マーチングの火を消さないために、例年とは形を変えて開催しました。
密を避けるためにパレードは開催せず、フロアドリルと街角コンサートを融合させて、「フリーパフォーマンス」と題して高崎アリーナで開催しました。
2022年(第33回)
まだコロナ禍は収束していませんが、パレードが復活しました。
小中学校の参加数は、まだ以前の半数程でしたが、高崎アリーナの入場制限は無くなり、盛大な大会となりました。
今大会から、TMFジュニアバンドが始動しました。